7月20日、小金井市内の小中学校の栄養士さんたちとあきる野市にある近藤醸造株式会社さんに見学に行ってきました。

小金井市の学校給食で使っている「お醤油」を作ってくださっている、近藤醸造さんに到着。

会議室で社長さんから、お醤油がどうやってできるのか教えていただきました。

近藤醸造さんは1908年(明治41年)初代近藤五郎兵衛さんが始めた会社です。1923年(大正12年)現在の場所に会社を移転されたそうで、今年でちょうど100年と長い歴史を感じますが、しょうゆ蔵としてはまだまだ新しい方なんだとか!驚きでしたΣ(・□・;)「人間の仕事は微生物が働きやすい環境を整えること」という社長さんの言葉がカッコよかったです!!

お醤油の主な原料の小麦・大豆・食塩です。

講義のあとは、作業場の見学です。大きな機械で北海道産の大豆を蒸します。蒸した大豆に炒って、砕いた小麦と食塩水を加え、混ぜ合わせて種麹を作ります。

次に、湿度・温度を管理できる部屋に大豆を移し、製麹(せいきく)と呼ばれる作業に移ります。この部屋ではこのプールのような作業台いっぱいに大豆を敷き詰め、手作業で混ぜていく作業が行われます。湿度は100%なんだとか!大変な仕事なのが分かります。またこの作業を行う期間は納豆は食べないようにするという徹底ぶりでした。

この後諸味(もろみ)を仕込み、発酵、熟成に1年かけ、上の写真の風呂敷のようなものに諸味(もろみ)を包み、機械で醤油を絞っていきます。1度に2000L程度の醤油ができるそうです。1.8Lの醤油なら約1000本。これを1年に20回ほど仕込むんだとか。すごい量ですね!

最後に社長さんから和食をもりもり食べて元気に育ってほしいというメッセージをいただきました。お醤油を作ってくださる方々のプロフェッショナルで温かな気持ちを知り、また2学期からの給食作りに気合が入った1日になりました。子どもたちにもぜひ近藤醸造さんのお醤油を味わってほしいと思います!